その歩き方、転倒のサインかも? 利用者様が「かかとを踏んで歩く」ことのリスク

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その歩き方、転倒のサインかも?
利用者様が「かかとを踏んで歩く」ことのリスク


介護現場では、ご利用者様が靴やスリッパの“かかと”を踏んだまま歩いている姿を見かけることがあります。一見すると「少し楽な履き方」に見えるかもしれません。しかし実際には、転倒や身体機能低下につながる危険なサインであることも少なくありません。

かかとを踏んで歩くと、靴が足にしっかり固定されず、歩行時の安定感が大きく低下します。特に高齢者は筋力やバランス能力が低下しているため、小さなズレでも転倒につながる可能性があります。さらに、靴が脱げないよう無意識に“すり足”になりやすく、床のわずかな段差やカーペットにもつまずきやすくなります。

また、左右どちらかだけを踏んでいる場合は、身体の重心が偏り、膝や腰への負担が増えることもあります。「最近歩き方が変わったな」と感じた時は、単なる癖ではなく身体状態の変化が隠れている場合もあるため注意が必要です。

大切なのは、「危ないからやめましょう」と声をかけるだけではなく、“なぜその履き方になっているのか”を考えることです。
・靴が履きづらい
・足の浮腫で窮屈
・前かがみ動作が難しい
・認知症による習慣化
・急いで移動したい気持ち
こうした背景があることも少なくありません。

履きやすい靴への変更や、履く動作のサポート、余裕を持った声掛けなど、小さな工夫で安全につながることもあります。

“かかとを踏んで歩く”という何気ない行動も、介護職にとっては大切な観察ポイントの一つ。小さな違和感に気づけることが、事故予防につながる大切なケアになります。

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