認知症と向き合う ― 繰り返しの行動に、やさしさで応える ―

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認知症と向き合う ― 繰り返しの行動に、やさしさで応える ―

認知症の方と関わる中で、「同じ行動を何度も繰り返す」という場面は少なくありません。

「さっき食べたばかりなのに、また食事を探している」「何度も同じ場所へ行こうとする」など、現場では日常的に起こります。

こうした行動に対して、つい「もうやりましたよ」「さっきも同じことをしましたよ」と伝えてしまいがちですが、ご本人にとっては“初めての出来事”であることも多く、不安や混乱を強めてしまう場合があります。

大切なのは、行動そのものを止めることではなく、その背景にある気持ちを考えること。
お腹が空いたのではなく「何か忘れている気がする不安」かもしれませんし、
外に出ようとするのは「役割を果たさなければ」という思いからかもしれません。

私たちは、否定や訂正よりも共感を大切にしています。

「気になりますよね」「一緒に確認してみましょう」と声をかけ、安心できる行動へ自然に導く。
時には、あらかじめ選択肢を用意したり、環境を整えることで、繰り返しの行動そのものが減ることもあります。

認知症による“繰り返し”は、困った行動ではなく、助けを求めるサイン。
その声に気づき、寄り添い続けることが、穏やかな生活につながります。
私たちはこれからも、認知症と丁寧に向き合うケアを大切にしていきます。

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