「ちょっと待って」はスピーチロック?― その認識を、少しだけ変えてみる ―

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「ちょっと待って」はスピーチロック?

― その認識を、少しだけ変えてみる ―
介護現場でよく耳にする「ちょっと待って」という言葉。
スピーチロックにつながる言葉として、使わないように意識している方も多いかもしれません。
確かに、相手の話や行動を一方的に止める使い方であれば、スピーチロックになり得ます。

でも本当に、「ちょっと待って」はすべて否定されるべき言葉なのでしょうか。
大切なのは、何のために、どんな思いで使うか。
話を遮るためではなく、利用者さんにこちらへアンテナを向けてもらうための“きっかけの言葉”として使うのであれば、意味は大きく変わります。

例えば転倒のリスクがある場面。
無言で制止するのではなく、「ちょっと待って。今、足元を一緒に確認してもいいですか」と声をかける。

そこには「止めたい」ではなく、「一緒に安全を確認したい」という意思があります。
「ちょっと待って」の後に、
・今、何を伝えたいのか
・今、何を一緒に確認したいのか


その言葉が続いているかどうかが、境目なのだと思います。
遮るための言葉ではなく、つながるための言葉。

相手をコントロールするのではなく、関係を結び直すための一言。
言葉そのものではなく、使い方と向き合うこと。

それが、スピーチロックを防ぐ本当の一歩なのかもしれません。

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