毎日の申し送りが、介護の質を支える

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毎日の申し送りが、介護の質を支える

介護施設において「申し送り」は、日々のケアを円滑に、そして安全に行うために欠かせない業務の一つです。

申し送りとは、前の勤務者が次の勤務者に対して、ご利用者の状態や出来事、注意点などを口頭や記録で伝えることを指します。一見すると当たり前のような業務ですが、この“ちょっとした情報共有”が、ご利用者の命や生活の質を守るカギになります。

例えば、あるご利用者が夜勤帯で排便があったにもかかわらず、その情報が朝のスタッフに申し送られていなかったとします。日中のスタッフは「3日排便がない」と思い込み、下剤を使用してしまうかもしれません。結果として、腹痛や下痢、トイレでの転倒などを引き起こすリスクも生じます。こうしたミスは、情報の伝達不足から簡単に起こってしまうのです。

申し送りの目的は、単なる「報告」ではありません。その日のご利用者の状態をチーム全体で共有し、一貫したケアを提供するための“橋渡し”です。介護は一人ではできません。職員がシフト制で働くからこそ、情報の伝達を怠ると、たとえ小さなことでも大きなトラブルに発展します。

また、申し送りは新人職員にとっても学びの場となります。先輩職員の視点や対応の仕方を知ることで、自身のケアの質も自然と高まっていきます。

忙しい業務の中でも、たった5〜10分の申し送りを丁寧に行うことが、ご利用者にとっての「安心」につながります。介護現場のチームワークを強化し、よりよいケアを提供するためにも、毎日の申し送りは決しておろそかにできない、大切な時間です。

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